このー木なんの木気になる木〜

【今日の1枚】 相変わらず大人気シデム

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毎日毎日、「シデムは?」って近所の子どもが気になってしょうがないシデムの木。

シデムが、フランス語で Le Jujubeってことを、家の向かいに住む筋肉マッチョ少年が教えてくれた。ダカール大学に通う彼は、大学が休み期間にしか現れない、ちょっとレアキャラ少年。大学ではスポーツ専攻ってこともこないだ初めて聞いた。やから筋肉マッチョなのか。「カラーテ、カラーテ、イッポンセオイナゲェー」って言っていた。それだけ知ってるらしい。

愉快な少年。彼からもう一つ得た情報は、彼が私と誕生日が一緒やったということ……3回聞き直してしまったわ。無邪気に喜んでいたけど、私はそこに運命なんて感じてないわよ、少年。。最初会った時、君のこと中学生くらいかと思っとったからね…

 

そうそう、シデムは日本でいうナツメであることが分かった。日本のとちょっと種類は違うやろうけど。でも日本のナツメの味、記憶にないなぁ…

 

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相変わらず暑さは続いている。日差しが強いのと、風がよく吹くから砂埃がすさまじい。

水の飲む量が尋常じゃなく増えた。体力の消耗の仕方もすごい。

 

だけどもだっけっど、

 

最近ね、楽しいんです。

具体的に何かが楽しい、とかじゃなくて、ここでの暮らしが、日常を、素直に「楽しい!」と答えられるようになった。多分、ここに来て初めてじゃないかな。

 

「楽しい」って思いたい、それでも思えなかったのは、楽しさの先をいつも先回りして勝手にあれこれ想像していたせいだった。

この8ヶ月間、正直楽しいという気持ちよりも、悔しさ、もどかしさ、悲しさ、の方が多かった気がする。そのせいで、これをしたら相手はこう思うんじゃないか、とか、自分が悪い印象を持たれるんじゃないか、とか、そういうことを考えすぎていた。正直、とにかく傷つきたくなかったんです。笑

やから、省エネモードに無意識で切り替えてしまってたんやなぁ。反省

 

私は、どこに行ってもそれなりに楽しめる自信があった。

基本的に、何事もあんまり苦に感じない、無理にこじ付けてでも無駄なことないさ〜と思いながらできる人間やと自分では思っている。でもそれって、自分には帰る場所があって、居場所があったから、どこにでも飛び込めたし安心して飛び込むことができたのやなぁと気づいた。

 

ここに来て、2年間「住む」ってことになると、帰る場所はここ。2年後日本に帰るし、セネガルに仲間だっておるけど、自分が求める居場所はここにある。

自分の居場所かぁ。セネガル人宅にお邪魔しても、どこにおれば良いか分からんし、正直何話せば良いか分からんし、帰るタイミングも微妙やし、自分が行って迷惑じゃないのかな、モジモジ…

で、考えてみたら、多分2、3年前の私はこんなこと考えなかったやろうなー。何も考えんと飛び込めたやろうなーと思った。

 

もう何でも良いからやってみろ、ビンタ!と自分を鼓舞して、この間いつもお世話になっている大家さんの家に久しぶりに遊びに行った。「夜ご飯食べてけー」っていつも言ってくれるのを、遠慮して断ってたけど、今回はなんと、家族と喋ったり、ゆっくり時間を過ごしたりするうちに、夜ご飯の時間になっていた。

初めて感じる居心地の良さ
があった。あ、私ここにおっても良いのね、って安心感。

この人たちと、いつもっと近づけるんかなぁ〜って、近づこうとしてなかったんは自分自身でした。多分、向こうもそれを察したのか、子どもたちも懐いてくれるようになったし、他の家族とも前より近づけた気がする。

 

自分は「人」がすき。と、今まで言い続けてきて、自負していたけど、セネガルではそれが言えなかった。

ようやく、自分らしさを取り戻したような気がする。

 

周りの目ばっかり気にして、遠慮しとったら2年経つ。もうすぐ1年。

多少強引に行こう。

迷惑かどうかは、行動してから考えよう。

失敗したってなんのその。

別に傷ついても死にゃあしない。

50%GO!

 

日本じゃだめかもしれんけど、ここはセネガルだーい。

 

 

 

私は、楽しいと感じたところから、いつも自分のエンジンがかかるのを知っている。

 

今までかかってなかったんかい。

 

いえ、アイドリングストップしてました。