だいそうどうやちゃ!

【今日の1枚】大工の弟子たち

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どうやら北陸地方を中心に大雪らしい。 

富山も大雪、お母さんから「三八豪雪並みになるかもと言われとる」と連絡が来たけど、三八豪雪と言われてもピンとこない。そういえばすごい雪やった、って話を聞いたことは何回もあったかなぁ。

 

「ばやくちゃ、このことやわ!」

 

とでっかい声で言っているお父さんの姿が想像できる。

 

おばあちゃんの昔からの口癖は、

 

「だいそうどうやちゃ!」 =大変なこと

 

多分おばあちゃんも「だいそうどうやちゃ!」と言っているはず。富山弁て、あんま深く考えたことなかったけど、だいそうどう、って大騒動?笑

 

 

とりあえずものすごい雪っていうのは、送られてくる写真と、友達がSNSにアップする写真から伝わってくる。あの雪でも皆なんとかして仕事に行くってのが、セネガルからは考えられなくて、日本人として日本人を尊敬する。

 

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交通事故、雪の下敷きになる、用水路に落ちる、家の倒壊、大雪やと何が起こるか分からないけど、 どうか、被害に遭われる人がいないことを祈ってます。

 

 

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冬は嫌いじゃない。むしろ好き。

その理由の1つに、花粉症に苦しまなくて良いからって理由もあるけど。

あ、そういえばセネガルの良いところは花粉症の苦しみから解放されるところ!細かい砂塵にやられることはあるけど、あの苦しみがないのかかなり嬉しい。

 

あと、あの冬のしんしんと雪が降っている雰囲気。 

今こんなこと言ったら日本の皆に怒られるかもしれんけど。全然しんしんと降っとらんわい!って。

 

小学校の時は学校でもよく雪かきしたし、家でも(よく)雪かきしたけど、お母さんから耳が痛くなるほど「屋根から落ちてくる雪には気をつけられ!」と言われたのを覚えているから、今でも多分屋根の下は気をつけて歩く癖が付いている(はず)。

京都に4年住んで、富山の冬の厳しさをちょっと忘れかけとったけど、毎日毎日雪かきするのってしんどいよなぁ。そらゃあ性格も図太いって言われるほど逞しくもなるよ。(誰のこととは言わんが)

 

 

やっぱり四季がある日本が好き。

それぞれ季節で大変なことだってあるけど、季節があるから、気持ちも切り替えれる部分もある気がする。

 

日本が恋しい。おにぎりが食べたい。こしひかりのおにぎり!

 

 

 

乾季が続くセネガルにも、一昨日突然雨が降った。セネ人もびっくり。乾季に雨が降るのは普通なのか、それとも異常気象なんかは分からんけど、季節の変わり目やからかなーと同期と話していた。

 

4ヶ月ぶりくらいに見る雨はなんだか懐かしくて嬉しくて、思わず外に出てしまった。セネ人は誰一人外におらんかったけど、たまに降ってほしいなぁーと感じる、恵の雨。

 

乾季、秋の繰り返しのこの国はここ近年で大きな災害に見舞われたことはないし、大きな事件も起きていない。皆が口を揃えて「平和だ平和だ」と言うのは間違いないほど、平和。

特にここ田舎町は、事件なんてそう起こらんし、なんちゅうのどかな場所だろうか〜と。これは平和ボケしても無理はないと感じる。

 

毎年どころか毎月のように何かしらの自然災害に見舞われる日本、何が起きてもなんとか復興しようと、元の生活に戻そうと頑張る日本人はすごいなぁ、逞しいなぁ、と思う。それでも、その時の記憶や、心に残る傷は消えないんやろうな、と思うと、胸が痛い。本当に神様はおるのか、と疑いたくなる。

 

もし今、ここで自然災害が起きたら、どれだけの人が生き延びることができるのか。どうやって復興していくのか。セネガル人の底力を見ることができるのか、、色々考えることはあるけど、まず、自分自身も生き延びれる自信がない。生き延びないといけないけど。

  

きっと、ここで今何か起きたとしても、セネガル人は

 

「C’est la vie」=これが人生さ。

 

って言うんだと思う。

人が亡くなったり、何か辛いことが起きても、「神様の決めたこと」と考えて、最後は「人生はこういうものさ」と言うセネガル人。

そう考えられる方が幸せなのかどうなのかは、比べるものではないやろうけど、宗教の違いはこうも違うのやね。

 

ここの「平和」と言う生活は、すごく不安定で、リスクに弱い。この儚い生活が何とか保たれているのは、強いコミュニティーの繋がりと、助け合う文化が残っているから。良い面だとは思うけど、町全体、国全体が何か問題に見舞われた時のことを考えると、もう少し安定した暮らしになれば良いなぁと思う。

 

少しずつ‥‥

 

 

発展と…

f:id:leskiko:20180131041651j:image【今日の1枚】首都、ダカール

滞在許可証の更新、血液検査、テレビ会議に参加、のため、金曜日から首都のダカールに上京してきた。2018年初めてのダカール、久しぶりちょっと長期滞在、普段の任地での食生活は人にお見せできるようなもんじゃないので、首都に来たらここぞとばかりと栄養摂取(という名の贅沢)をしまくっている。

 

首都のダカールには、イタリアン、スペイン料理、韓国料理、中国料理、タイ料理、行ったことがないけど日本料理のレストランもある。

今まで行ったレストランで美味しくないところはなかった。いやぁ、首都ってすごいなぁ。

 

来たばっかりの時は、「想像しとったよりは栄えてない」って印象やったけど、任地に住み始めてからは上京する度にダカールの都会ぶりと発展具合に驚かされる。 探せば本当に色んなお店がたくさんあるし、高望みしなければ何でも買える。

高いビルやマンションもどんどん増えている模様。きっと残りの任期の1年半で街はもっと変わらんやろうなぁ。

 

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そんなダカールで、最近ハルマッタン(西アフリカで吹く季節風、砂塵)の影響で大気汚染が問題になってる。いや、問題になってないことが問題なのか?

雨季に比べると、ハルマッタンの影響なのかダカールだけじゃなくて任地の空もどんよりと曇りの日が続く。

 

以下のサイトによれば、ダカールの大気状態は相当深刻らしい。。中国のPM2.5とか言ってらんないレベル。

確かに長期滞在した時は喉や頭が痛くなったりするもんなぁ。

セネガル 砂塵(ハルマッタン)飛来による大気状態悪化 | 日本橋夢屋

  

今のうちに手を打っていかないと、数年後にはもっと深刻な状態になっとるかもしれん。

 

日本だって、発展に伴ってたくさんの環境問題を引き起こした。今だって、解決されているわけじゃない。

セネガルの人たちが自分たちの力で生きていけるようになるには、国が発展して豊かになることは必要不可欠なことだと思う。それなのに、発展して行くたびに失われて行くものが分かっているから、ものすごく複雑な気持ちになる。

でも、そんな複雑な気持ちを抱く自分がもどかしくなるっていうこのジレンマ。やっぱ自分は日本人やなーって、思い知らされる瞬間だから。

私が日本という国でぬくぬくと育って、今も日本っていう帰る場所があるから思うことやなーって…

 

豊かになりたい、欲しいものがたくさんある上京で、失うかもしれんものに目を向けることなんて普通はできないよね。

 

それでも、自分は日本人ってことは事実やし、日本でそれなりの教育は受けて来た身でここに来ているわけであって。。同じ視点に立つけれど、そうじゃない。。。と、もやもやーとしていた時に、セネガル協力隊のOVで日本でご縁あって知り合えた方から、メッセージを頂いた。

 

『協力隊員は、専門家でも定住者でもないことは変えられない事実。「最も任地のことを考えてくれる外部者、最も相談しやすい外部者」というポジションだと、関わるセネガル人に分かってもらえるようになると良いね。』

  

私は当事者じゃない、外部者だ。外部者として見える、セネガルの「未来」をセネ人と一緒に想像してみたいなぁ。

明日、明後日のことじゃなくて、もうちょっと先の未来を。と、最近考えている。

未来に希望を持てとらん人たちとも…。

 

 

 

 雨季と乾季、近所にある大きい木

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今日は200%

【今日の1枚】

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同期の家で朝ごはん

 

 

いつもの如く、更新が滞るのを電波のせいにする。

 

我が家は本当に電波が悪い。でも、電波が悪いと文句を言うほどちょっと欲が出始めている自分に気づく。ネットは使えない前提で来たはずなんに、繋がることが分かるともっともっとと求め出す。人間て欲張りや~~~~

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セネガルご飯

【今日の1枚】ビンタ厳選、お気に入りセネガルご飯

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12月に入って朝晩が一気に冷え込み始めた。15.16度前後。暑さに慣れた体に寒さはこたえる…。

朝通勤の時、真冬?!ってくらい暖かい格好をしているセネ人を見てちょっと可愛いなと思う。笑 ニット帽にマフラーにもこもこのコート、ダウン。それなのにサンダルやから靴下は履きなよ〜と思うけど、どうせ日中暑くなるからいっか。

 

職場の同僚も寒い寒い!って朝から震えて、マフラーなんかしちゃって。

 

そんな自分も唯一持ってきた長袖では足りず、裏起毛のトレーナーを買ってしまった。セネガルで長袖とかありえんし、とか思っていたけど、そうか、こういうことやったのか…納得。

この時期の水浴びは罰ゲーム。。お湯を沸かす元気もなく、マッハで済ますけど、震えるほど寒い。

早くあったかくならんかなぁって思うけど、暑くなったらなったで涼しさが恋しくなるんやろうな〜。

 

さてさて本題。というほどの事でもないけど、セネガルでどんなご飯食べとるん?セネガルのご飯てどんなん?てよく聞かれるので、ちょいっと紹介。

 

前は朝ごはんのndekkiについて紹介したけど、今回は昼ご飯夜ご飯。

昼はほとんど毎日お米を食べる。

 

お米(チェブ)の上に魚(ジェン)や野菜などをのせたご飯、セネガルの代表料理、チェブジェンや、チェブヤップ(鶏肉のせたご飯)や、チェブニャベ(米とご飯)、その中でもお気に入りなのはヤッサープレ!!

ヤッサーは玉ねぎソースのことで、胡椒の辛さが強いけど、やめられない止まらない、ものすごく美味しい。そこに鶏肉を乗せたのがヤッサープレ、魚を乗せたのがヤッサージェン。 あと、見た目がカレーに似ているマフェ!ピーナッツ(ゲルテ)ペーストで、そこにお肉や野菜が煮込まれていたりする。今まではゲルテと野菜のマフェしか食べたことなかったけれど、この間始めてトマトペーストのマフェや、牛肉が入ったマフェを食べたけど、美味しかった〜。まだまだ知らないマフェの種類があるようだ。

 

夜ご飯は割と軽めに済ます。その中でもよく食べられているのが、チェレ、セネガルのクスクスだ。(クスクスと言っても他の国で食べられているのとは少し違う)

 

このチェレに牛乳やヨーグルトを混ぜて食べるのやけど、日本人は苦手な人が多いようで。。(確かにあったかいチェレに牛乳をか

けて食べるあの生ぬるい感じは苦手や…)

 

最初は苦手やったけど、最近美味しく感じるようになってきた。

昨日大家さんの家に行って帰りに持たせてくれたチェレ がすごく美味しくて、ヨーグルトに混ぜて食べるとこれまた美味しい!!

チェレはセネガル人の栄養源と言われているほど栄養価が高いようなので、私もたまには買って食べてみよう。 

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毎日のように、「ビンタはチェブジェンが作れるのか?」と聞かれ、「いや、難しくて無理やよー」と答えている。。帰国して、あの味が恋しくなった時に再現できるように、あと家族や友達にふるまえるように帰国までには作れるようになりたい…!

 

こんな美味しいセネガルご飯、最初の2ヶ月は何を食べても胃腸が受け付けなくて、苦しい思いをしたけど、慣れてよかった。人間、慣れってすごいや。

 

 

 

豚骨か塩か。それとも醤油?

【今日の1枚】早朝、日が昇るのを見つめる同期

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 年末に初めての国内旅行!と言っても一泊二日で、同期の任地の近くのフィムラというリゾート地へ。

ここはセネガルか〜!と思うくらい、ホテルは綺麗でリゾート気分やった。一歩外に出ると、いつも通りのセネガルの日常があった。それでこそセネガル…!


久しぶりの海、何よりホテルは私たちで貸し切りで、静かで居心地がすごい良かった。

経営大丈夫か!と心配になったけど、

従業員は1人。人件費〜笑


「朝ごはん、8時にお願いね!」とお兄さんに頼むと、「分かった!けどもし俺が寝てたら、玄関の横の建物の扉叩いて起こしてくれ!」って。

日本のホテルにはモーニングコールってサービスあったっけか?

もしかしたら寝坊するかもしれないって保険かけてくる感じ、日本ならありえんかもしれんけどセネガルらしくて良い。笑

ちなみに次の朝はちょっと寝坊してきたけど、私たちも寝坊したからオッケーということで。


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ヨガ風



任地を離れて他の場所は行くのもたまには良い。


景色も違えば言葉も違うし、人の雰囲気も違う。

ちなみにフィムラはセレール族が多く、セレール語が話されている。

セレール人は穏やかで優しいと聞いていたけど、ほんまにすごく穏やかでびっくりした。笑


私の任地はどちらかというとグイグイ押しの強い人が多い。フィムラは塩味やとすると私の任地は結構ドロドロの豚骨かな。


それでも、そのドロドロの豚骨もしばらく食べてないと恋しくなってくる。

食べたら食べたで、あぁもう良いよ!!!ってなる時もあるけど。


ビンタ、主食は豚骨ドロドロラーメンです。

あっ、セネガルで豚骨はだめか。。


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アフリカにおるんやな〜って写真。

初踊り


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ビンタ、初踊り。



おっ、電波が良いぞう。ここぞとばかりに更新。


セネガルはお正月感がまるでない。

市役所は30日、大晦日、元旦の3日だけ休みやった。お祭り騒ぎが大好きなセネ人も浮かれている様子もないし、ちょっと物足りないなぁ。笑


年末は隣町の同期の家で、3人で年越しをした。贅沢しよう!!!と、奇跡の日本食三昧

!!!

食料を提供してくれた先輩隊員と同期には頭が上がらない。


年越しの瞬間は家の屋上から見守ることにした。さぞかしパーーっとドッカーーンと花火やら爆竹やらが飛び交うのを想像していたけど、いぇーーいと騒いでいた(というか騒いでみた)のは私たち日本人3人だけで、案外セネ人は盛り上がっていなかった。笑


花火が数発上がったり、爆竹で遊ぶ子供がいたものの、思ったよりも静かな年越しでした。

首都ダカールや、大きな街はもう少し派手にやっとるみたいけどね。


大晦日、元旦と昼間から爆音の音楽が流れていたけど、大晦日の年越しをした瞬間から音楽が太鼓の音に変わった。お、これよく聴くやつ!!


同期の家の真ん前にテントが張られていて、催し物が行われていたのでせっかくやから下に降りてダンスを観に行った。


全身しっかりとオシャレした人が集まっていた。しまった、我々パジャマや…!笑


正直、下に降りてしまった時点で3人とも覚悟は決めていた。


きっと踊らされるだろうと…


それを察してか、偶然なのか、年越し前、屋上で3人で準備体操を兼ねて踊っていたのはここだけの話。


そして、その時はやってきた。まず私が踊れーーーと近所のおばちゃんに呼ばれる。必死で、私は同期を押し出す。笑

恥ずかしかっていた同期も、前に出た瞬間スイッチが入って、ノリノリにダンスを披露。セネ人大喜び!!!続いて私、もう1人の同期も踊る。


セネガルに来て、解き放たれた。笑

苦手なことランキング1位2位を争っていたダンス、でもこの国では上手い下手関係なくとりあえずリズムに合わせて体を動かすだけで信じられないほど喜んでくれる。


純粋に、ダンスが楽しいと思えた。

これで良いんや。楽しければ!!


いやぁ、踊るって良いね!!!!!

ちなみに、同僚の結婚式以来2回目のダンスでした。笑


手足が長くて、お尻の大きいセネガル人、生まれ持ったリズム感と、キレッキレの動きは見ていて飽きない。

楽しい〜〜〜〜!


帰国までに、もうちょっとダンスのレベルも上げていきたいと密かに思っている。。笑