「無理」の反対は‥?
【今日の1枚】日本で、仲間と作った大切なTシャツ、ユニフォーム
「無理??」
セネガルの交通事情、その他、気づいたことや気になることをなんとなく書いてみる。
⚫︎故障
セットプラス(7人乗り合いタクシー)、タクシー、ミニバス、などなど、とにかく故障が多い。道中で故障することは日常茶飯事。ただすごいのは、高確率で直る。自動車整備の先輩隊員曰く、メンテナンス、整備をしていたら防げるような故障がほとんどらしいけど、その故障に対する直す技術はすごいらしい。車が壊れたら近くの人、他人であれ誰かしらが来て直してくれるのは、すごいなぁと思う。日本やとHELP JAF!! って感じのところ、身近な人たちでちょちょちょいと直してしまうもんなー。
日々の整備よりも、壊れた時に直す技術を身につける方を選ぶところがセネ人らしい。
ミニバスを数人の男の人で押しがけするのをよく見るけど、あの筋肉はそのために付いているのか、押しがけによるものなのか、気になるところ。
朝方、7plus故障で待ちぼうけた時
⚫︎タクシー
任地にはタクシーが走ってないから、首都に来た時だけ利用するタクシー。乗る前に値段交渉する。今までぼったくられた事がないところが、セネ人の優しさというか、真面目さというか、、
「2000FCFA?!高い!1500FCFAなら乗る!」って言って、じゃあ乗せんわ、って走り去った3秒後、バックして戻ってくるところが何とも可愛い。笑
たった500FCF(100円)をこんなにも値切る自分達はケチなのか、と思う時もあるけど100円、されど100円。
ただ、目的地を知らんのに乗せて、道中で色んな人に道を聞いてたどり着く時もしばしば。知らんのかい〜ってなるけど、なんだかんだ着くからまぁいっか。
おしゃれな服を着ていたタクシーの運ちゃん
⚫︎サイドブレーキ
セネ人、サイドブレーキを引かない説、有力。
サイドブレーキを引かない人が多い、一時停止中、駐車中も。これほんまに危ないからやめてほしい。
⚫︎バナバナ
バナバナ=歩きながら物を売る人 のこと。
首都ダカールや大都市で目にすることが多い。
新聞、水、果物、ちょっとしたスナック
などなど。
ただ、ここからがセネガル
サングラス、靴、ホウキ、タオル、服、ヘアブラシ、絵画、コップ、皿、スマホ、イヤホン、などなど。え、誰が買うん?!って物を売り歩いている。最近は慣れたけど、初めて見た時はバナバナを見るたびに笑ってしまった。
需要があるから売っているのかどうなのかは分からんけど、品定めしとる人はよく見かけるから売れてないことはないのかな。
今までバナバナから水しか買ったことがなかった。が、この間、ダカールからの帰り道、ガラージュで任地に向かう7plus(乗り合いタクシー)の発車待ちの時、タオル売りのバナバナかが現れた。うわー、ちょうど欲しいと思ってたやつやーん。この時、バナバナの必要性を知る。こういう需要があるのか。笑
バスタオルサイズ、1枚2500FCFA(500円)と言ってきたけど、いやいや、そんなわけない。それはどう見ても1000FCFA(200円)だ、と、値段交渉。時間はじわーっと交渉していったら、交渉成立。にいちゃん、ありがとう!
オレンジのおニューのタオルを手に入れた。
次に何をバナバナから買うのかは自分でも分からない。
Tシャツを売るバナバナ
よく見たらハンガー
こちら、トイレットペーパー?キッチンペーパー?
⚫︎バス
基本的にバスは扉を閉めずに走る。あれ、日本って扉閉めるっけ?感覚が鈍ってきた。
⚫︎乗り合いタクシー
短距離の場合、マックス5人で乗り合う。後ろ4人じゃない。助手席2人、後ろ3人。警察、これは見逃すの?!
⚫︎フロントガラス
タクシーの8割?のフロントガラスは割れている。
⚫︎メーター
ほとんどの車のメーターは壊れているから、何キロ出てるのか分からない。
⚫︎ガソリン
ガソリンの正確な値段は忘れたけど、ほぼ日本と同じ=かなり高価。
やから、7plusでどこかに向かう場合、片道分のガソリンしか入れない。必ず出発してガソリンスタンドに寄ってガソリンを入れる。お客の運賃で支払っているみたいけど、運転手の取り分、車の所有者の利益、その辺いまいちよく分かってない。
ただ、聞いた話やと救急車も患者を乗せてから給油して出発するらしい。その辺はちゃんと給油しといてよーってなるよね。
⚫︎MITSUBISHI TOYOTA HONDA
よく、車の後ろにでっかく「MITSUBISHI」って書いてあるのを見かけるけど、日本で見たことのない大きさで書いてある。本物か、偽物か?著作権的にはアウトやけど、確かに書くのはタダやもんな‥
日本の車って、ほんまに世界どこにでもあるんやな、と改めて感動。
本物?
TOYOTA.....?ちなみにこれはダカールにしか入ってない、通称カー ラピッド(訳:早い車?)
⚫︎バイク、原チャリ
セネガルでメジャーな原チャリ(って正式名称何て言うんやっけ?)は、インドネシア産のジャカルタってメーカーらしい。バイクはYAMAHAをよく見かける。
⚫︎信号
主要都市にしか信号はない。あっても機能しているのは少ない。だから、あちらこちらでしょっちゅう渋滞が起こる。車が故障して路肩に止まっているだけで後ろは渋滞。
あと、車が衝突事故をした時はその場に車を止めたまま運転手が外に出て喧嘩し出すから、後ろは渋滞。せめて車どかしてからやってくれ〜!
ダカールの朝と夕方の通勤ラッシュは、日本よりひどいんじゃないかと思うほど車が動かない。あれじゃあどんなに朝早く出ても遅刻するよー。
ダカールの渋滞
でもう1つ、地方でプチ渋滞が起こる原因
家畜との遭遇。
突然道端から出てくる家畜を避けるセネ人の反射神経お運転技術、すごいと思うけど、一歩間違えたら大惨事。
書き出したらきりがないけど、決して愚痴じゃない。
色んな面を含めて、今私はものすごくセネガルにハマってきている。
セネガル、楽しいことだけじゃない。色んな問題が日に日に見えてくる。
「無理」と言ってしまえば、そこで話は終わり。むしろ、募る不満とストレス。
私はこれらを面白いと捉えてここに書くことで、何が生まれるかは分からないけど、無理と終わらせてしまうのは何かもったいないんじゃないかなーと思う。てか、普通に色々おかしくない?笑
辛い事とか、嫌なことを面白いとは到底思えない。実際、この記事を書くのに時間がかかったのは、なかなかこの生活を面白いと思うことができなかったから。ここに来て最近やっと心に余裕が生まれて、色んなことを許せるようになった。無理に面白い部分を見つけなくても、楽しいなーと自然に感じられるようになったのは、自分の大きな変化だと思う。
世の中「無理」なことだらけ。
無理なものは無理、どうしようもない事もある。
受け入れられないものもある。
だからこそ、面白い部分を見出すことができたら、ラッキー!ってくらい、ゆる〜く、考えてみることにした。
最近我が家に新しい同居人。口癖はチュー、昼夜逆転生活により夜動き出す。人の食べ物を勝手に漁る。
正直、無理だ。でも、ここに書いて1つの「ネタ」として、1ミリでも面白さを見出せないかと‥ビンタ、必死です。
「無理」の反対、裏側には「面白い!」があると信じる仲間たちが、今日も世界中で生きていーる。
2017年度1次隊 環境教育
「無理の反対は‥面白い!」