発展と…

f:id:leskiko:20180131041651j:image【今日の1枚】首都、ダカール

滞在許可証の更新、血液検査、テレビ会議に参加、のため、金曜日から首都のダカールに上京してきた。2018年初めてのダカール、久しぶりちょっと長期滞在、普段の任地での食生活は人にお見せできるようなもんじゃないので、首都に来たらここぞとばかりと栄養摂取(という名の贅沢)をしまくっている。

 

首都のダカールには、イタリアン、スペイン料理、韓国料理、中国料理、タイ料理、行ったことがないけど日本料理のレストランもある。

今まで行ったレストランで美味しくないところはなかった。いやぁ、首都ってすごいなぁ。

 

来たばっかりの時は、「想像しとったよりは栄えてない」って印象やったけど、任地に住み始めてからは上京する度にダカールの都会ぶりと発展具合に驚かされる。 探せば本当に色んなお店がたくさんあるし、高望みしなければ何でも買える。

高いビルやマンションもどんどん増えている模様。きっと残りの任期の1年半で街はもっと変わらんやろうなぁ。

 

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そんなダカールで、最近ハルマッタン(西アフリカで吹く季節風、砂塵)の影響で大気汚染が問題になってる。いや、問題になってないことが問題なのか?

雨季に比べると、ハルマッタンの影響なのかダカールだけじゃなくて任地の空もどんよりと曇りの日が続く。

 

以下のサイトによれば、ダカールの大気状態は相当深刻らしい。。中国のPM2.5とか言ってらんないレベル。

確かに長期滞在した時は喉や頭が痛くなったりするもんなぁ。

セネガル 砂塵(ハルマッタン)飛来による大気状態悪化 | 日本橋夢屋

  

今のうちに手を打っていかないと、数年後にはもっと深刻な状態になっとるかもしれん。

 

日本だって、発展に伴ってたくさんの環境問題を引き起こした。今だって、解決されているわけじゃない。

セネガルの人たちが自分たちの力で生きていけるようになるには、国が発展して豊かになることは必要不可欠なことだと思う。それなのに、発展して行くたびに失われて行くものが分かっているから、ものすごく複雑な気持ちになる。

でも、そんな複雑な気持ちを抱く自分がもどかしくなるっていうこのジレンマ。やっぱ自分は日本人やなーって、思い知らされる瞬間だから。

私が日本という国でぬくぬくと育って、今も日本っていう帰る場所があるから思うことやなーって…

 

豊かになりたい、欲しいものがたくさんある上京で、失うかもしれんものに目を向けることなんて普通はできないよね。

 

それでも、自分は日本人ってことは事実やし、日本でそれなりの教育は受けて来た身でここに来ているわけであって。。同じ視点に立つけれど、そうじゃない。。。と、もやもやーとしていた時に、セネガル協力隊のOVで日本でご縁あって知り合えた方から、メッセージを頂いた。

 

『協力隊員は、専門家でも定住者でもないことは変えられない事実。「最も任地のことを考えてくれる外部者、最も相談しやすい外部者」というポジションだと、関わるセネガル人に分かってもらえるようになると良いね。』

  

私は当事者じゃない、外部者だ。外部者として見える、セネガルの「未来」をセネ人と一緒に想像してみたいなぁ。

明日、明後日のことじゃなくて、もうちょっと先の未来を。と、最近考えている。

未来に希望を持てとらん人たちとも…。

 

 

 

 雨季と乾季、近所にある大きい木

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